年間の闇金被害規模

闇金は正規の業者のように顧客の人数や融資金額を公開することがないため、正確な件数や被害金額は分かりません。

 

それでも警察が事件として検挙した件数や被害金額、被害者数は明らかにされています。

 

平成28年5月に発表された最新の警視庁「無登録高金利事犯の検挙状況の推移」によると、平成27年であれば1年間に検挙された闇金業者の数は140件で、被害金額は161億円、被害者数は20,588人でした。これは被害者1人あたり平均で78万2千円もの被害に遭っていることになります。

 

平成22年〜平成27年までで、1年間の闇金検挙件数と被害者数・被害金額の推移を比較することができます。

 

闇金相談

 

  • 平成22年(検挙数307件・被害者数76,041名・被害金額114億円)
  • 平成23年(検挙数254件・被害者数50,268名・被害金額117億円)
  • 平成24年(検挙数190件・被害者数31,398名・被害金額110億円)
  • 平成25年(検挙数168件・被害者数30,936名・被害金額150億円)
  • 平成26年(検挙数151件・被害者数16,654名・被害金額98億円)
  • 平成27年(検挙数140件・被害者数20,588名・被害金額161億円)

となっています。

 

ただし、警視庁が公開している検挙件数は警察に被害届が出されて違法行為が確認され、実際に検挙に至った件数ですので中には被害届が出されても証拠不十分で検挙に至らなかった場合がありますし、被害者が警察ではなくて弁護士に依頼をした分については警視庁が公開した検挙件数に含まれていません。

 

警察が闇金被害の検挙に力を入れた年は検挙件数が増加しますが、日本中で発生した闇金被害の総数が増えた訳ではありません。

 

このため、本当の闇金被害の件数や被害者数の総数は分かっていません。

 

ただし、闇金被害が無作為に抽出されたと仮定すれば、1人あたりの平均被害金額は実態と近い数字であると考えられます。

 

平均被害額を比較すると、平成22年(149,919円)、平成23年(232,752円)、平成24年(350,340円)、平成25年(484,871円)、平成26年(588,447円)、平成27年(782,008円)です。年を追うごとに1人あたりの被害金額が増えているため、闇金犯罪が凶悪化していることが分かります。